バイクの査定で査定士が見るポイントはありますか?
①査定士が見るポイントはどこ?
目次
査定士が見ているのはバイクだけではない!売り主の事も見ています!
- バイクの状態
- バイクの売り主の事
バイクを見るポイント
査定士は短時間にバイクの状態をくまなくチェックしていきます。
主にチェックしていくポイントをまとめたいと思います。
査定士が見るポイントとしてざっと書き出してみました。
事故歴の有無 | 外装状態、傷、凹み、サビ、色あせ |
メーター交換の有無、走行距離の信憑性 | フレームの傷、損傷or足回りの歪み |
エンジンの始動性、異音の有無 | タンク内のサビ |
ギアはスムーズにシフト変更できるか | クラッチ板の摩耗の有無 |
エアフィルターの状態 | スパークプラグの状態 |
バッテリーの状態 | 電気系統、灯火類、センサー、警告灯の異常 |
クランキングはするか | ステム、ホイールベアリングの摩耗 |
タイヤの残り山、銘柄、クラックの状況 | バイアスorラジアル、タイヤサイズは適正か |
ハブダンパーの摩耗 | バイクのカスタム状況、合法、非合法の確認 |
サスペンションのオイル漏れ、へたり具合 | ノーマルパーツの有無 |
ドライブチェーン、スプロケットの摩耗 | シート破れ、あんこ抜きの有無 |
ワイヤー、ハーネス類の取り回し | 車体番号の打刻 |
自社で再販するかオークションに出品するか | カギの本数、スペアキーの有無 |
車検証、自賠責保険証等の書類があるかどうか | 車検残の確認 |
- バイクの車種や年式
- 外装状態、カスタム状況
- 走行距離、メーター交換有無
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査定時間に関しては本当に簡単に済ますバイク屋だと
外観をざっと見て5~10分ぐらいで査定が終わるショップもあります。
一般的には10~20分ぐらいです。
査定士の目はごまかせない?聞かれたことはしっかり答えよう!
査定士に今までの整備履歴や転倒歴等、
車体に関する事を聞かれる場合があります。
聞かれたことは素直に答えましょう。
査定士はバイクを見るプロなので、ごまかりたり隠したりしても気付くことが多いです。
よく嘘を付いたりごまかす方がいますが、
査定士に不信感を持たれると、後の交渉で大きく不利になります。
査定士はバイクだけでなく売ろうとしている方もよく見ています。
バイクの事ばかりに目が行きがちですが、
査定士はバイクを売ろうとしている人間を良く見ています。
そこで査定時には色々ヒアリングを行います。
査定士がヒアリングするポイント
- どこのお店で買ったバイクか
- 何年ぐらい乗ったのか
- 任意保険はどこで加入しているのか
- バイクを買ってからカスタムした箇所
- 純正部品は残っていないのか?
- 普段のメンテナンスはどのショップでしていたか
- 他の業者やバイク屋で査定したのか
- これから他のバイク屋や買取専門業者に査定を出すのか
- 今までのバイク遍歴
- 事故の有無
- 乗り換えを検討しているかどうか
- 本気でバイクを売る気があるのか
- 他にもバイクを所有しているのか
- 希望金額はいくらか
- なぜその希望金額なのか
- バイクを売る理由は何か
- 知人友人でお客様のバイクを欲しがっている方はいないのか
- 他の競合先の事
- 希望金額に関する価値観
- バイクを本気で売るつもりなのかどうか
ヒアリングで査定士が絶対的に知りたいのは3つ
- 他の競合先の事
- 希望金額に関する価値観
- バイクを本気で売るつもりなのかどうか
①他の競合先の事
査定士からしてもライバルがはっきりしていた方が金額頑張りやすいし、
上司や会社との交渉となっても具体名出した方が査定士も上司に交渉しやすいです。
査定士からすると、本気で売る気が無いように見えてしまうことがあるからです。
②希望金額に対する価値観
- あわよくばこの金額付いたら嬉しいという、本当の意味での希望金額
- 最低限これぐらいは欲しいの最低希望金額
この2つの中で、
伝えてはいけないのは、最低希望金額です。
これを伝えてしまうと、査定士の査定の基準がそこになってしまいます。
良くても最低希望金額にしかならないという事になってしまいます。

また、本当の意味での希望金額を伝えたくても、
お持ちのバイクの買取相場が分からない方も多いと思います。

③本気でバイクを売るつもりかどうか
ここは、バイクを売る気がしっかりあることを伝えましょう。
査定士がバイクを売る意志を感じないと本気の査定になりにくいです。

査定士はここを見ている!ヒアリング時のポイント
変に嘘を付くと話がこじれやすかったり、信用されない等査定額に響きます。
「自分はお客様なのになんで査定士に気を使わないといけないの?」
という方もいると思いますが、誠実な受け答えをして、なるべくたくさん話して信頼関係を作っておくことはとても意味があります。
査定士も人間なので、いい人には頑張ってあげたい心理が働きます。
逆に信頼出来ないのは以下の通り。
- 話のつじつまが合っていない人
- 喧嘩腰の方
- 何がしたいのか分からないような人
こういった方には良い査定は出しにくいです。
上司との交渉も頑張りにくくなります。
査定士もその上司も人間です。
敵に回すメリットはありません。
査定士に「今日確実に売ってくれるんじゃないかな」と思わせてしまう車両の状態
- スペアキーまで用意されている
- シート下が綺麗に掃除されている、無駄なものが入っていない
- ETCカードが回収されている
- ハンドル周りの小物が取り外されている
- ノーマルパーツや取り外しているカスタムパーツ類が見えるところにまとめられている
- 印鑑や身分証明書が用意されている
上記の物は倉庫内や玄関など、査定士から見えない所に置いておき、査定士に言われたら出すぐらいで良いと思います。
査定で見るポイントのまとめ
- バイクの車種や年式
- 外装状態、カスタム状況
- 走行距離、メーター交換有無
査定士はバイクの状態をよく見ていますが、
それ以上にバイクを売ろうとしている方の事もよく見ています。
「良い値段を出せばバイクを売ってくれそうだな」
と査定士に思って貰うように対応する事が重要です。
査定士はヒアリングで以下の事を必ず気にします。
- 他の競合先の事
- 希望金額に関する価値観
- バイクを本気で売るつもりなのかどうか
この3つは査定士が必ず知っておきたい項目になります。
査定中のヒアリングで必ず聞かれる項目なので
会話が苦手な方はどう答えるのか準備しておきましょう。

①査定士が見るポイントはどこ?
・・・と言ったら
「何を大袈裟な・・」
と思う方もいるかもしれません。
けど、これは紛れもない事実です。
僕は正しい売り方を知らず、
学生時代に3台売却して
15万円以上損してきました。
15万あればマフラーを買うことも出来たでしょう。
本当に大きな後悔です。
正しい売り方を知らなかった代償です。
その後バイク屋に就職して、
査定士として査定に携わることで
正しいバイクの売り方を覚えました。
バイクを高く売れれば、
欲しいパーツを買えます。
マフラーを変えたり、
ヘルメットを新調したり出来ます。
バイクを高く売るためには
正しい売り方を知ることが不可欠です。
逆に正しい売り方を知らないと
昔のこたろーのように大きく損します。
学生時代に3台買い叩かれて
15万以上損しながらも
査定士としての経験を経て
今では査定交渉の秘訣をお伝え
出来るようにまでなった過程は以下からどうぞ。
