⑧出張査定の簡単な断り方!断るのが苦手な方でもOK
目次
査定が終わってからの断り方って悩みますよね
査定を断るのって勇気がいりますよね。
通常バイクの査定は15~30分、交渉まで含めると1時間ぐらい掛かることが多いと思います。
査定の時にバイクを褒めて貰ったり、ツーリングの話で盛り上がったりすると思います。
査定士と会話する事で少なくとも初めて会った瞬間よりかは仲良くなると思います。
でも、バイクを高く売る為には競合させないといけない。
目の前の買取業者は断らなければいけない状況が必然的に出てきます。
※イラストが古く申し訳ありません。内容は同じです。
結論をまとめると、有効な断り方は以下の通り。
- 後から査定に来る業者を潰す場合
- 今しか出せませんという場合
- 逆切れしたり、明らかに不機嫌になる場合
- 値段を先に言わずに言質だけ取ってくる場合
- 断った後に過度に粘る、居座る、暴言を吐く等があった場合
有効な断り方については、記事後半で解説していきます。
査定が終わった後に断るのが難しい気持ちはよく分かります
きちんとした断り方を知っておかないと断り切れなくなってしまいます
中途半端な事を言ったり、自分の中で何も考えられていないと断われるものも断われなくなってしまいます。
買取をお願いしたいのか他の買取業者を呼ぶつもりなのか、曖昧な態度は査定士にスキを与えて粘られやすくなります。
自分自身の中で迷ってしまっている感じは良くないです。
これだと上手く断る事が出来ずに査定士の言われるがまま流されやすくなります。
出張査定を断る事は悪いことではないので、納得が出来なかったり、他と競合させたい場合は遠慮無く断って良いです。
査定士も営業マンと同じ!断られてからが勝負の方達です
査定士は査定をするのが仕事ではなく、バイクを買取することが仕事です。
他の買取業者やバイク屋の名前が出ていても、負けじと全力で自社で買取をしようとしていきます。
断られてからどのように切り返すかは買取業者や査定士によって異なります。
割とあっさり帰る査定士もいますし、しつこく粘る査定士もいます。
彼らもそれが仕事なので仕方が無い事ですが、ここで断るべきものはきっちり断らないと自分の思い通りに査定を進める事が出来なくなります。

出張査定の上手な断り方
今回は査定を断る場合の言い回しをまとめていきます。
特に複数社(2~3社)査定を出すとなると
どうしても1社目、2社目を断る必要が出てきます。
そんな時に使えます。
- 後から査定に来る業者を潰す場合
- 今しか出せませんという場合
- 逆切れしたり、明らかに不機嫌になる場合
- 値段を先に言わずに言質だけ取ってくる場合
- 断った後に過度に粘る、居座る、暴言を吐く等があった場合
①後から査定に来る業者を潰す場合
査定士もその場で決めようとするので2社目以降の査定を潰しに来ます。
2社目以降の潰し方は色々あるのですが、多くは「他社の査定は安くて自社は査定が高いとアピールすること」でしょう。
この時有効なのは2社目以降の業者にも、査定に出さないと金額が分からない点を強調すれば断りやすいです。
2社目の査定金額を聞かないと判断出来ない!
この断り文句は有効ですよ。

②今しか出せませんという場合
今しかこの値段付けられないと言われた場合でも、その金額で売りたく無かったり、他の業者を呼びたい場合はそのまま断って帰って貰って構いません。
今だけとは言っていますが、後日「やっぱり売りたいです。20万になりませんか?」と再度依頼したとしても同じ金額を付けてくれる可能性は高いです。
なぜなら、買取業者からしても一度提示している金額になるので、同じ金額で買取ってくれる確率は高いです。
ここで「いやいや、日が経ったので18万円しか付きません」と言って突っぱねるようであれば、「じゃあ他の買取業者に20万円で売ります。」と断ってしまって良いです。
高い確率で慌てて「今回だけ特別に20万円付けます。」と言ってくるでしょう。
③逆切れしたり、明らかに不機嫌になる場合
断ると逆切れしたり、急に不機嫌になる査定士も残念ながらいます。
査定士としては失格です。
こういう査定士はハズレなのでそのままお帰り頂きましょう。
「2、3社目が査定まだなんで」の一点張りで断われます。
イライラする気持ちは分かるんですけど、査定士としてはダメです。
こういう査定士が来てしまったら「今回は運が悪かった」と諦めましょう。
④値段を先に言わずに言質だけ取ってくる場合
今回の例は「査定金額は・・・もう少しで出そうなんですけど」ですが、ここで「最低いくらぐらいなら売ってくれそうですか?」等と最低希望金額の探りを入れるケースがあります。
査定士側の情報を後回しにしてお客様側の出方を伺っているやり方ですね。
査定でも商談でもそうですが、後出しジャンケンした方が有利になります。
ですので理由をつけて自分側の結論を先延ばしにする査定士も多いです。
先に言質を取ろうとしたり、結論を先延ばしにするような事をしてくるなら、「値段次第ですね」の一言で、逆に売る側が主導権を握りやすくなります。
⑤断った後に過度に粘る、居座る、暴言を吐く等があった場合
*******二時間後*******
長時間に渡る居直りは特定商取引法で禁止されています。
2013年2月21日に特定商取引法の改正が行われ、訪問営業(出張査定)で消費者(お客様)が不快に感じたり、恐怖を感じるような対応を受けた場合は罰せられるように法律の改正が行われました。
「バイクを売ってくれるまで帰りません」といったような長時間に渡る迷惑な居直りや買取を強要するような強引な勧誘があった場合
このような場合は特定商取引法の違反に該当します。
あまりにしつこく帰らないようであれば、警察を呼んでもいいレベルです。
特定商取引法はこのサイトでオススメしている大手の買取業者は遵守しております。
昔は威圧的な査定士や、いつまでもしつこく粘る査定士がいましたが、今はほぼいません。
逆に紳士的な対応をしてくれる査定士が多くなっています。
断り切れずにバイクを売ってしまった場合
査定士に根負けして売ってしまった場合でも大丈夫です。
バイクを取り返す方法があります。
クーリングオフですね。
- 自宅や会社(店舗以外)での出張査定、買取の場合
- 買取契約から契約日を含めて8日以内である事
この条件を満たせば、クーリングオフが出来ます。
出張査定である事が条件なので
ショップに持ち込んでの査定の場合は適用されません。
「後で冷静になってみたら、査定額が安かった!」という場合でも大丈夫です。
クーリングオフの適用出来ます。
消費者(バイクの売り主)からクーリングオフの訴えがあった場合は業者側は断る事が出来ません。
クーリングオフを断ったら違法行為です。
また、出張買取先で
「クーリングオフしないなら査定額をアップします」
という約束事も無効です。
違法行為になります。
クーリングオフは消費者(お客様)を守るためのものです。
バイクを売ってしまったけど、どうしても納得出来なかった場合は権利を使うことが出来ます。

出張査定の上手な断り方のまとめ
今回は、バイクの出張査定での断り方をまとめました。
- 後から査定に来る業者を潰す場合
- 今しか出せませんという場合
- 逆切れしたり、明らかに不機嫌になる場合
- 値段を先に言わずに言質だけ取ってくる場合
- 断った後に過度に粘る、居座る、暴言を吐く等があった場合
①後から査定に来る業者を潰す場合
②今しか出せませんという場合
③逆切れしたり、明らかに不機嫌になる場合
④値段を先に言わずに言質だけ取ってくる場合
⑤断った後に過度に粘る、居座る、暴言を吐く等があった場合
査定士もバイクを買取るのが仕事なので
出張査定に来たからには簡単には帰らないです。
バイクの出張査定を断る事は何も悪いことではありません。
無料出張査定で、断るのも無料を謳っている以上、出張査定に対して遠慮する必要はありません。
「せっかく来て貰ったのに申し訳ない」
と思う方もいると思います。
そう思ってしまうと査定士の思うつぼです。
断りにくくなってしまいます。
あくまで成し遂げたいのはバイクを高く売ることです。
査定士の情に流されることではありません。
2~3社競合させようと思えば断らなければいけない業者も絶対出てきます。
査定士も粘ってきますが、断られる事にも慣れています。
特定商取引法の改正のおかげで悪質な買取業者や査定士は淘汰されています。
大手の買取業者は研修を強化するなどして、法令遵守をきちんとしています。
いつまでも居直ったり、暴言を吐いたりするケースは無くなっています。
以前に比べ消費者(お客様)から見て、バイクの出張査定を申し込みやすくなっていますね。

⑧出張査定の簡単な断り方!断るのが苦手な方でもOK
・・・と言ったら
「何を大袈裟な・・」
と思う方もいるかもしれません。
けど、これは紛れもない事実です。
僕は正しい売り方を知らず、
学生時代に3台売却して
15万円以上損してきました。
15万あればマフラーを買うことも出来たでしょう。
本当に大きな後悔です。
正しい売り方を知らなかった代償です。
その後バイク屋に就職して、
査定士として査定に携わることで
正しいバイクの売り方を覚えました。
バイクを高く売れれば、
欲しいパーツを買えます。
マフラーを変えたり、
ヘルメットを新調したり出来ます。
バイクを高く売るためには
正しい売り方を知ることが不可欠です。
逆に正しい売り方を知らないと
昔のこたろーのように大きく損します。
学生時代に3台買い叩かれて
15万以上損しながらも
査定士としての経験を経て
今では査定交渉の秘訣をお伝え
出来るようにまでなった過程は以下からどうぞ。

