こたろーも学生の頃は本当にお金無かったので、
ディーラー=新車=高い=買取金額も高い
という謎の方程式が頭の中にありました。
実際のところどうなのか。
今回はディーラーにバイクの買取を依頼した場合の事を書こうと思います。
バイクのディーラーとは?
これを知らない人はあまりいないと思いますが、一応。
ディーラーとは特定のメーカーのバイクを販売しているショップの事です。
例えばホンダドリームやYSPなんかはそれに該当します。
ホンダドリームならホンダ車のみ。YSPはヤマハ車になりますね。
基本的には各メーカーの新車販売がメインのイメージです。
一部中古も扱っていますが販売していきたいのは新車ですね。
新車の販売に関しては、以下のようなメリットがあったりなどがあります。
- 金利が安いローンが組める
- ガッツリ値引き(こたろーの店はこのディーラーの新車の値引きには負けまくりでした)
- お得なキャンペーン
メーカー側からのノルマというか、新車をどれだけ販売出来たかでマージンが変わって来るので新車販売に関してはもの凄い積極的です。
ディーラーは主要幹線道路沿いか、都市部だと駅前に店舗を構えている場合が多いです。
一概には言えませんが店舗が新しく店の作りが綺麗なお店が多いです。
新車をメインで販売しているのでそういうイメージやブランド化が大事なんでしょう。
商談しているとコーヒー出してくれたりなんかもするので、ありがたく飲んでしまいますね。

ディーラーにバイクを売るメリット4点
- ディーラーと同じメーカーのバイクなら期待出来る
- 新車購入時の下取りは期待出来る
- 自宅までの引上げに対応可能
- 売却後の名義変更を無料で代行
①ディーラーと同じメーカーのバイクなら期待出来る
ディーラーの取り扱っているメーカーであれば買取は期待できます。
例えば、ヤマハ車であれば、YSPに売る場合がそうですね。
特に高年式の車両であればパーツ供給や保証体制もしっかりしているので、ディーラーからしても高い査定額を付けることは十分あり得ます。
②新車購入時の下取りは期待出来る
今持っているバイクを下取りに出すと思うのですが、新車販売が絡むと高い査定額となることがあります。
ディーラーからすると新車を売りたい訳なので、下取りと新車の値引きの合算で良い金額を出すことがあります。
当然下取しないといけないので、ただ買取だけしたい人には向かないですね。
③自宅までの引上げに対応可能
基本的には不動車だったり、バイクを乗っていく事が出来ない状態であれば自宅までバイクを取りに来てくれます。
あくまで引上げ対応が可能であって、出張査定をやっていないところが多いです。
④売却後の名義変更を無料で代行
バイクを売った後の名義変更を無料で代行してくれます。
買取成立後に必要書類にサインと印鑑を押すだけであとはショップ側がやってくれます。
ディーラーに買取依頼を出した場合のデメリット3点
- ディーラーが扱っていないメーカーは安い
- 中古車を積極的に仕入れたいと思っていない
- 年式が古いバイクは苦手
①ディーラーが扱っていないメーカーは安い
ディーラーが扱ってないメーカーの買取金額は安くなります。
ディーラーからするとそのまま店頭販売が難しくなるのでオークションに出すなり業販に出すなりする必要が出てきてしまいます。
場合によってはそもそも買取自体が出来ないショップも出てくると思います。
②中古車を積極的に仕入れたいと思っていない
ディーラーがメインで扱っているメーカーだったとしても新車の販売を最優先でしたいので、中古車が入荷してしまうと本来新車を買うお客の層が一部中古に流れてしまいます。
ディーラーによっては買取のみだと査定額が安いことも多いです。
お店にもよりますが、新車さえ売れれば買取なんてどうでも良いと考えているお店もあります。
そういう店では査定金額も安いし、交渉も頑張りません。
すごいあっさりしています。
③年式が古いバイクは苦手
極端なカスタム車、ペイント車は敬遠される傾向にあります。
カスタム箇所が多いほど、販売後のトラブルも増えるので敬遠されやすいです。
違法カスタムでノーマルパーツが無かったりするとその分マイナスになりやすいです。
バイクをディーラーに売るメリットはあまりない
- ディーラーと同じメーカーのバイクなら期待出来る
- 新車購入時の下取りは期待出来る
- 自宅までの引上げに対応可能
- 売却後の名義変更を無料で代行
- ディーラーが扱っていないメーカーは安い
- 中古車を積極的に仕入れたいと思っていない
- 年式が古いバイクは苦手
ディーラーに売る場合は、同じメーカーで新車を買うときの下取額はかなり期待出来ますが、それ以外の通常の買取だと値段が伸びにくい傾向にあります。
ディーラーと同メーカーなら期待出来なくもないですが、わざわざディーラーに売らなくても良いでしょう。
中古車を仕入れて、店頭で売ることも出来る訳ですが、メインは新車を売りたいわけですからね。
中古車を仕入れてしまうと、一番売りたいはずの新車販売に悪影響が出る場合があります。
中古車をわざわざ仕入れるメリットは無いので、通常の買取だと査定金額は伸びにくいです。

・・・と言ったら
「何を大袈裟な・・」
と思う方もいるかもしれません。
けど、これは紛れもない事実です。
僕は正しい売り方を知らず、
学生時代に3台売却して
15万円以上損してきました。
15万あればマフラーを買うことも出来たでしょう。
本当に大きな後悔です。
正しい売り方を知らなかった代償です。
その後バイク屋に就職して、
査定士として査定に携わることで
正しいバイクの売り方を覚えました。
バイクを高く売れれば、
欲しいパーツを買えます。
マフラーを変えたり、
ヘルメットを新調したり出来ます。
バイクを高く売るためには
正しい売り方を知ることが不可欠です。
逆に正しい売り方を知らないと
昔のこたろーのように大きく損します。
学生時代に3台買い叩かれて
15万以上損しながらも
査定士としての経験を経て
今では査定交渉の秘訣をお伝え
出来るようにまでなった過程は以下からどうぞ。

