これからバイクを売る方の中で、上記のような疑問を持つ方がいると思います。
実際に買取不可となっているケースはあります。
この記事を最後まで読んで頂ければ、買取不可になるバイクの特徴が分かります。
ご自身のバイクが、買取不可に該当していないかの参考にして頂ければと思います。
目次
バイクの買取不可となってしまう査定の5例
- 車体番号が読めない
- 車検証、ナンバーを同時に紛失。車検証の情報も不明
- 他人名義で、その名義人とも連絡がつかない
- 海外製でメーカー不明
- 廃車証を紛失
①バイクの車体番号が読み取れない場合は買取が不可

車体番号はバイクに取って非常に重要な部分です。
フレームに刻まれた車体番号と、車検証や登録証の車体番号が合致しないと
その車両は公道を走ることも、車検を取る事も出来ません。
いたずらや盗難歴のある車両、または重度の経年劣化で車体番号が読み取れない場合は買取不可です。
①バイクの車体番号が読み取れない場合の対処法
いたずらや経年劣化で車体番号が読み取りにくい場合でも、まずは査定に出してみましょう。
車体番号は読みにくくても、うっすらとでも読めていれば売る事が出来ます。
多くのバイクではステム(ハンドルの下)部分に打刻があるケースが多いです。
見にくい場所なので、自分で勝手に判断せずに査定士に車体番号自体を確認してもらいましょう。
ちなみに車体番号が完全に読めないバイクでも、以下のどちらかで商品化は可能です。
- フレーム載せ替え
- 職権打刻
ただ、お金も手間も掛かりすぎるのでオススメしません。
車体番号が読めなくてどうしても買取が不可の場合は、以下の2点
- バラしてパーツごとにヤフオクで売却
- バイクの引き取り可能な業者に依頼

②車検証、ナンバープレートを同時に紛失。車検証の情報も分からない場合は買取が不可
車検証もナンバープレートも、車体と共に保管していなかった場合に起こり得ます。
引っ越しを複数回していたり、そもそも誰の名義だったか分からない場合です。
車両情報が分からないバイクを買い取る訳にもいかないですからね。
名義人も住所も分からないと車検証の再発行も難しいです。
よって再販売が出来ない以上、買取も不可になってしまいます。
②車検証、ナンバープレートを同時に紛失。車検証の情報も分からない場合の対処法
名義人や住所を特定する必要があります。
それが出来ない場合は、パーツ取りか、処分業者に出す形になります。

バイクの名義人が分からないと、名義変更が出来ません。
- バイクの名義人が不明
- 住所の記憶が曖昧な場合
このような場合は、可能性のある氏名や住所を片っ端から買取業者に伝えて、書類の再発行を代行して貰うのが良いです。
陸運支局や軽自動車検査協会で、正解を引くまで手続きを代行して貰うやり方ですね。
もちろん、自分で陸運支局に出向いて手続きする方法もあります。
~125ccの原付の書類の再発行 |
126cc~250ccの書類の再発行 |
251cc~の車検証の再発行 |
ナンバー無しの廃車(一時抹消)をする場合は警察への届出が要ります。
基本的には車検証(登録証)の再交付が出来てから、代金が振り込まれる流れになります。
③他人名義のバイク。その名義人とも連絡がつかない場合は買取が不可
名義が他人で、その方と連絡を取る事が出来ないパターンですね。
買取業者としても、他人のバイクを勝手に買い取る訳にはいかないです。
なんとかして元の名義人と連絡を取る必要があります。
- 名義人と連絡が取れる
- 必要書類(委任状、譲渡証、身分証明書等)の準備
逆の言い方をすれば、上記の条件さえ満たせば他人名義のバイクでも売ることが出来ます。
③他人名義のバイク。その名義人とも連絡がつかない場合の対処法
今回のケースで多いのが、ヤフオクやメルカリなどのネットを介してバイクを買った場合です。
そういった場合は、
一旦、自分の名義にしてしまいましょう。
バイクの名義変更は、自動車と違い、車庫証明や印鑑証明を必要としません。
通常の名義変更に必要なものと、旧所有者の認印があれば、名義変更出来てしまいます。

④海外製のメーカー不明のバイク
海外製のメーカー不明のバイクは、買取不可になる場合があります。
買取業者としても、買取したバイクを何かしらのルートで再販出来るバイクしか買取出来ません。
④海外製のメーカー不明のバイクを売りたい場合の対処方
とはいっても、所有しているバイクが買取不可かどうかなんて分からないですよね?
そういった場合はまずは査定に申し込んでみる事をおすすめします。

⑤廃車証を無くしたバイク
126cc以上で廃車証を紛失してしまうと再発行が出来ません。
廃車証が無ければナンバーの再登録が出来ないので再販が出来ません。
⑤廃車証を無くしたバイクを売りたい場合の対処方
126cc以上であれば・・・
残念ながら買取は難しいです。

逆に、125ccまでであれば市町村の役場で廃車証の再発行が出来ます。
車体番号、印鑑、ナンバー返納したときの住所や使用者名、連絡先が分かれば再発行出来ます。
買取業者に問題無く売れるバイクの例 まとめ4点
- 事故車、放置車両
- 車検証(登録証)が無いバイク
- ローン中のバイク
- 車体番号が職権打刻の場合
①事故車、放置車両
事故車や放置車両は問題無く売れます。
「程度が悪すぎると売れないんじゃないか?」
と思う方がいるかもしれませんが、問題無く売れます。
事故車や放置車両は走行出来ないので、自宅まで無料で査定に来てくれる買取業者への売却がおすすめです。
バイクの買取業者は、再販ルートや、自社で安くバイクを加集出来る技術を持っています。
ですので事故車や放置車両でも高値で売ることが出来るケースも多いです。

②車検証(登録証)が無いバイク
車検証は記載内容(登録番号、車体番号、住所、氏名等)が分かれば再発行出来ます。
買取時に車検証が無くても大丈夫です。
買取成立後に買取業者側が手続きするので問題ありません。
車検証を不携帯の状態でバイクには乗れないので、自宅まで無料で出張査定してくれる買取業者への売却がおすすめです。

③ローン中のバイク
ローン中のバイクでもバイクワンに問題無く売れます。
バイクを売った代金でローンが消せなくても、
フォロークレジットで再度ローンを組み直す事で売る事が出来るようになります。

④車体番号が職権打刻の場合
車体番号が「愛9876[01]愛」のような漢字が入っている場合は、陸運支局で職権打刻をされたものとなりますのです。
通常通りバイクを売る事が出来ます。

買取が不可となってしまう査定のまとめ
- 車体番号が読めない
- 車検証、ナンバーを同時に紛失。車検証の情報も不明
- 他人名義で、その名義人とも連絡がつかない
- 海外製でメーカー不明
- 廃車証を紛失
上記のバイクは買取不可になる場合があります。
全ての項目に当てはまりますが、買取出来ないんだなと自己判断するのは良くないです。
車両の状態、揃えるべき書類があれば買取出来る場合も多いです。
簡単に諦めてしまわずに、一度買取業者に相談してみる事をおすすめします。

・・・と言ったら
「何を大袈裟な・・」
と思う方もいるかもしれません。
けど、これは紛れもない事実です。
僕は正しい売り方を知らず、
学生時代に3台売却して
15万円以上損してきました。
15万あればマフラーを買うことも出来たでしょう。
本当に大きな後悔です。
正しい売り方を知らなかった代償です。
その後バイク屋に就職して、
査定士として査定に携わることで
正しいバイクの売り方を覚えました。
バイクを高く売れれば、
欲しいパーツを買えます。
マフラーを変えたり、
ヘルメットを新調したり出来ます。
バイクを高く売るためには
正しい売り方を知ることが不可欠です。
逆に正しい売り方を知らないと
昔のこたろーのように大きく損します。
学生時代に3台買い叩かれて
15万以上損しながらも
査定士としての経験を経て
今では査定交渉の秘訣をお伝え
出来るようにまでなった過程は以下からどうぞ。

