乗らないバイクどうしよう?
売るか、また乗るか…
「バイクを売るべきか、乗るべきか。」
バイク屋でよく聞かれる質問のひとつです。
売るのが勿体無いと、悩む気持ちはよく分かるんですけどね…。
でも、
結論から言うと
自宅で保管は勿体ない
です。
今回は乗らないバイクの対処法や、乗らない場合の処置についてまとめていきます。
乗らないバイクをどうしようか悩んでいる方に是非読んで欲しいです。
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目次
バイクは乗る為のもの。放置するなんてもっていない

まず、バイクって基本走るためにあると思っています。
ツーリング行って色んな風景みたり、仲間と一緒に走って楽しんだり等々。
本来の目的は乗ることだと思います。
もちろん乗ることよりカスタムが好きな人もいると思うので、それも十分バイク乗る楽しみとしてはアリです。

こたろーはバイクに乗るのが大好きです。
今までに所有してきたバイクはこれでもかというぐらい乗り倒していました。
学生の時は年間25000kmペースで乗っていました。
文系の大学だったので時間を確保しやすかったのもあります。
でもお金も無かったので高速道路はほとんど使わなかったです。
それで年間25000kmペースで乗っていたので走行距離としては多い方でした。

バイクを放置してしまう理由

バイクに乗らずに、保管だけする方ってどんな事考えているかですが、大半はほとんど乗らない方。
でもバイクを手放してしまうのは惜しく勿体ない。
かといって、車検代や、自賠責保険や任意保険代が勿体ない。
乗るために必要な整備代が勿体ない、またはめんどくさい方。
確かに気持ちは分かります
また新しいバイクを買い直そうと思えばお金も掛かるし、今乗っているバイクにも愛着はある訳なので、売るには惜しいと・・。
一時的に保管だけしているつもりが、そのまま放置車両になってしまうんですよね。

バイクを放置車両にしてしまうデメリット4点

バイクを放置するデメリット4点
- バイクの状態が悪くなる
- バイクの買取相場が下がる
- 必要な物を無くしやすくなる
- バイクが単純に邪魔
①間違い無くバイクの状態が悪くなります
- メッキや鉄の部分のサビ
- アルミの腐食
- ゴムの劣化
- 外装の日焼け
- バッテリー上がり
- キャブレターが詰まり
- サスペンションからオイルが漏れ
- ガソリンタンク内のサビ
業者にもよりますが、バイクの状態が悪くなればその分査定額も下がります。
あくどい業者だと色々理由を付けてきて大幅な減額をしてくる事もあります。
②バイク自体の買取相場が下がる
一部車種を除いて基本的にバイクは時間の経過と共に相場が下がります。
特に新車が発売されてから5年ぐらいは顕著に下がります。
10年ぐらいまでは普通に下がっていきます。
それ以上経過すると落ち着いてきますが、それでもゆっくりと下がっていきます。
③必要な物を無くしやすくなる
カギや書類などを無くしやすくなります。
自宅に保管していたつもりでも何かの拍子に無くしてしまったり、家族の方に片付けられてしまうこともあるかもしれません。
書類無しのバイクでも買取出来るの?→はい、出来ます。ただし…
④バイクが単純に邪魔
保管していた期間だけバイク1台分のスペースが潰れます。
大体畳1枚分です。
それだけのスペースがあればかなりのものを保管出来ますね。
バイクを放置車両にするぐらいなら買取して貰うべし

基本的には乗らないと思ったらスパッと売ってしまう事をオススメします。
またバイクに乗りたくなったらその時新しく買いましょう。
こたろーもバイク屋で働いていて、
「〇年乗ってなかったバイクを売りたいです。」
というお客様を何百人と見てきました。
そのたびに思うのです。
どうして乗らなくなった時に言ってくれなかったんだろうと。
その方が絶対に値段付いたのに。
毎年遭遇しました。というか、毎月遭遇しました。
中には〇年どころか〇〇年ものも何台も見てきました。
最長で20年放置だったかな。
とあるBMWだったのですが、走行距離も5000kmにも満たず、外観は埃被ってはいましたが綺麗でした。
20年前に言って貰えれば100万ぐらい付いたはずなのに・・・。
放置のし過ぎで再販売出来る状況に無く0円で買取ったということもありました。
これってめちゃくちゃ損ですよね。

放置車両になってしまったバイクを売るなら買取業者の買取がオススメ

自宅で放置したままのバイクを売るなら、
買取業者への査定をオススメします。
なぜなら自宅まで無料で出張査定をしてくれるからです。
買取金額に納得出来なければ断る事も出来ます。
断る場合でも料金は掛かりません。
これが一般のバイク屋への査定だと、出張査定に対応していないショップも多いです。
大手だとレッドバロンがそうですね。

出張査定に対応していないショップに放置車両を売るとなれば、引上げ後に買取金額を聞く流れになります。
金額に納得出来なかった場合は返して貰えますが、バイクを引き上げられてしまうと心理的に断りにくいですよね??
ですので放置車両は買取業者に査定依頼する方が圧倒的に楽ですし、買取金額に納得出来ない場合でも断りやすいですよ。

バイクを保管で重要な事まとめ6選

バイクを保管で重要な事まとめ6選
- バッテリーは外す
- キャブレター内のガソリンは抜く
- ガソリンタンクは満タン
- カバーや毛布を掛ける
- センタースタンド掛け
- カギや書類の保管
①バッテリーは外しましょう
外しておけば自然放電を避けやすくなり、寿命が延びやすいです。
必ずマイナス側から外してください。
また乗る前には充電器を持っている方は、充電してからの使用をオススメします。
②キャブレター内のガソリンは抜いておきましょう
キャブレター車の場合はキャブレター内のガソリンを抜いておきましょう。
ガソリンコックをOFFにしてエンジンを掛けてキャブレター内のガソリンを消耗するか、キャブレターのドレン(キャブレターの下側のネジ)を緩めて、キャブレター内のガソリンを抜きましょう。
ガソリンコックのOFFが無い場合は、負圧式のキャブレター(PRIがある場合はそうです)なので、ONかRESにしてドレンからガソリンを抜けばOKです。
③ガソリンタンクは満タンが良い
ガソリンタンクは満タンにしておく方が良いです。
ガソリンタンク内が錆にくくなります。
こたろーが住んでいた所は積雪地域で冬場は雪でバイクに乗れませんでした。
でもガソリンタンクを満タンにしておくだけで、ワンシーズンぐらいならタンク内の錆発生を抑えれます。
④カバーや毛布を掛けましょう
出来れば屋内にカバーや毛布を掛けて保管がベストです。
屋内にバイクを置くスペースが無い場合はバイクカバーを掛けて、定期的にカバーを外して湿気を取り除くと良いです。
野ざらしにすればバイクは一気に痛みますので、保管する環境には気を配りましょう。
⑤センタースタンド掛けもオススメ
センタースタンド付きの車両はセンタースタンドでの保管が良いです。
タイヤの変形を防いだりサスペンションへの負担を減らせます。
またエンジンオイルが左側に寄ってオイル漏れの原因になるのも防げます。
センタースタンドが無い場合はレーシングスタンドでも可です。
⑥カギや書類の保管はきちんとしましょう
時間が経つと共にどこにしまったか忘れてしまうことがあります。
「シート下にあったはずが・・・」
「倉庫の箱の中にしまったはずが・・」
こういったお客様を沢山見てきました。
等々、上記のようなことをやって貰うだけで、次に乗り出す時の負担が減ると思います。
でも基本的にはバイクの保管のみは後で後悔しやすい
ただ、長期間保管して「やっぱり売ります」だと、最初にも書いたようにデメリットが多いです。
これは次またバイクに乗るのが確定的な方のみにした方が良いと思います。
バイクを乗らずに放置するのは勿体ない

もし乗る予定の無いバイクがある場合はバイクの状態が悪くなったり、相場が下がる前に売ってしまいましょう。
ただ勿体ないという理由だけで保管だけしておくのはデメリットだらけです。
乗らなくなったらすぐに売ってしまって、また乗りたくなったら新しいバイクを買う方がメリットが多いです。

・・・と言ったら
「何を大袈裟な・・」
と思う方もいるかもしれません。
けど、これは紛れもない事実です。
僕は正しい売り方を知らず、
学生時代に3台売却して
15万円以上損してきました。
15万あればマフラーを買うことも出来たでしょう。
本当に大きな後悔です。
正しい売り方を知らなかった代償です。
その後バイク屋に就職して、
査定士として査定に携わることで
正しいバイクの売り方を覚えました。
バイクを高く売れれば、
欲しいパーツを買えます。
マフラーを変えたり、
ヘルメットを新調したり出来ます。
バイクを高く売るためには
正しい売り方を知ることが不可欠です。
逆に正しい売り方を知らないと
昔のこたろーのように大きく損します。
学生時代に3台買い叩かれて
15万以上損しながらも
査定士としての経験を経て
今では査定交渉の秘訣をお伝え
出来るようにまでなった過程は以下からどうぞ。

