一般的なバイクは買取業者での買取が出来ますが、”ある状態”のバイクは買取が出来ない場合があります。
- 車体番号が読めない
- 車検証、ナンバーを同時に紛失。車検証の情報も不明
- 他人名義で、その名義人とも連絡がつかない
- 海外製でメーカー不明
- 廃車証を紛失
上記のバイクは買取業者で買取不可になる可能性がある一例です。
今回は上記の状態のバイクの処分についてまとめていきます。
目次
買取業者やバイク屋で買い取れずにスクラップになるバイク
- 車検証もナンバーも紛失(ナンバーや名義人も不明)
- 廃車証を紛失した場合
- 長期放置車両や、転倒や事故でバイクの損傷が大きい場合(50ccスクーター等の小排気量バイク)
この3点のどれかに該当してしまった場合は、買取した業者が再販売出来ません。
スクラップ業者や解体業者に出す流れとなります。

バイクの廃棄処分ならスクラップ業者や解体業者
スクラップ業者は、お住まいの地域でバイクの回収業者を調べると、どこの地域にもあります。
地域によっては、
「オートバイの回収やっています」
と放送で流しながら走っているトラックに声を掛けるのもいいかもしれません。
処分代は排気量や車両の状態によって異なりますが、大体1~2万円ほどです。

廃棄処分でも無料でバイクを引き取ってくれる業者もある?
中には無料で引き取ってくれる業者もあります。
例えば、以下の業者では出張料、引取料が無料でバイクの処分をやってくれます。
車検証が無いようなバイクでも可能です。
スクラップ業者や解体業者は買取したバイクをパーツ取りして転売して利益を出します。
パーツ取りするのも難しい場合は解体して素材として現金化していきます。
車両状態が良ければオークションに出品する事もあるでしょう。
どんなに状態の悪いバイクでもスクラップ業者や解体業者からすれば、現金化する方法はいくらでもあります。
スクラップ業者や解体業者のデメリット2点
- 値段が付く可能性を自分で潰す事も
- ナンバー返納を代行してくれない
①値段が付く可能性を自分で潰してしまう可能性がある
バイクを業者に売って現金化するというよりかは、どうにもならないバイクを処分するための業者です。
なので、先ほども書きましたが、以下のような車両で無ければバイク屋や買取業者に査定を依頼すべきです。
- 車検証もナンバーも紛失(ナンバーや名義人も不明)
- 廃車証を紛失した場合
- 長期放置車両や、転倒や事故でバイクの損傷が大きい場合(50ccスクーター等の小排気量バイク)
そうでないと金額が付くバイクを処分という名目で0円でもっていかれてしまいます。

②ナンバー返納を代行してくれない
処分業者はバイクを処分車として引き取ってくれますが、ナンバー返納(廃車)を代行してくれません。
ナンバー返納をしないと軽自動車税が課税されてしまいます。
処分業者に引き取って貰ったはいいけど、ナンバー返納がされておらず、20年近く余分に軽自動車税を払い続けた方を知っています。
そういった事にならないように予めナンバー返納を済ます必要があります。

廃棄処分ではなく、買取業者に依頼すべき車両
- 放置車
- 車検切れ
- 修理代が掛かりすぎる
- 自分名義だが、車検証を紛失
このような状態のバイクなら、買取業者に査定を依頼した方が良いです。
車両状態によっては十分金額が付きます。
特に事故車、放置車両で素人目にみて値段が付かなさそうでもパーツ取りから海外への輸出、自社で整備して再販売する等、様々な方法で現金化出来ます。
出張査定は無料でやってくれますので、一度査定を依頼してみてはいかがでしょう?
そこで処分料という名目で多額のお金が掛かるようであれば断れば良いです。
実際に自分がバイク屋で働いていた時もお客様から
「乗らないしボロボロだから処分して欲しい」
「値段が付かないと思うので引き取って欲しい」
と言われバイクを自宅まで取りに行き、査定をしたところ思わぬ値段が付く事はよくありました。
ボロボロだから、古いからなどと先入観を持たずに一度バイク屋や買取業者に依頼してみましょう。

・・・と言ったら
「何を大袈裟な・・」
と思う方もいるかもしれません。
けど、これは紛れもない事実です。
僕は正しい売り方を知らず、
学生時代に3台売却して
15万円以上損してきました。
15万あればマフラーを買うことも出来たでしょう。
本当に大きな後悔です。
正しい売り方を知らなかった代償です。
その後バイク屋に就職して、
査定士として査定に携わることで
正しいバイクの売り方を覚えました。
バイクを高く売れれば、
欲しいパーツを買えます。
マフラーを変えたり、
ヘルメットを新調したり出来ます。
バイクを高く売るためには
正しい売り方を知ることが不可欠です。
逆に正しい売り方を知らないと
昔のこたろーのように大きく損します。
学生時代に3台買い叩かれて
15万以上損しながらも
査定士としての経験を経て
今では査定交渉の秘訣をお伝え
出来るようにまでなった過程は以下からどうぞ。

