- 原付に車検はあるのか?
- 原付にも車検証はあるの?
今回は原付の車検や書類事情についてまとめていきます。
原付に車検はない
結論から言うと原付に車検はありません。
車検があるのは251cc以上のバイク。一般的な排気量でいうと400cc以上ですね。
ですので車検がかからない分は維持費が安くなるのが原付の良いところ。
では、原付は車検がないからメンテナンスをしなくて良いかと言われるとそんなことはありません。
原付も排気量は小さいとはいえメンテナンスが必要な乗り物です。
むしろ日常の足で使っている人ほどメンテナンスをしっかりやった方が良いです。乗車頻度が高いですし、ゴーアンドストップが多い乗り方をしている方がほとんどなので。
原付の点検事情についてまとめていきます。
原付にも法定点検がある
原付もバイクなので定期的なメンテナンスが必要なのは先述の通り。
メンテナンスといっても色々ありますが、車検と同じように車両を総合的にチェック出来るのが定期点検ですね。
- 6ヶ月点検
- 12ヶ月点検
- 24ヶ月点検
法定点検と言われるのが12ヶ月点検や24ヶ月点検になりますね。法定点検は原付の場合は推奨ですが、義務ではないので心配な方は受けた方が良いでしょう。
どこのバイク屋でも点検はメニューにあるはずです。よほど暇なお店以外は予約制の場合がほとんどなので、事前に予約してから点検を受けましょう。
ショップにもよりますが点検費用は6,000~10,000円ぐらい。高い!と思う人もいるかもしれませんが、点検で自分では気づいていなかった重大な故障に気づけることも多いので定期的に受けることをおすすめします。
バイク屋では点検やメンテナンスをサボって後で高くついてしまった人をたくさん見てきました。早めに異常や故障を発見できればトラブルを防げますし、費用も抑えめで済みます。
未来の自分を守るためにも定期的なメンテナンスは欠かせませんね。
原付には車検証はあるのか?→車検証はないが標識交付証明書ならある
原付には車検証がありません。その代わり標識交付証明書があります。この標識交付証明書が車検証の代わりになります。自分のバイクである証明をしてくれる書類ですね。
- 陸運支局が管轄→車検証
- 市区町村の役場が管轄→標識交付証明書
車検証と標識交付証明書では管轄が違います。もちろん必要な書類も変わってきますね。
あとは車検証は車検に合格した車両のみに発行されますが、標識交付証明書は所有者の情報と車体番号があればナンバー登録出来てしまいます。
正直走れる状態に無かったり、違法な状態でもナンバー登録が出来て標識交付証明書が手に入ってしまうんですよね。
市町村の役場としては軽自動車税の徴収用としてナンバー登録をしているだけで、保安基準を満たしているからナンバー登録させている訳ではありません。
中古の原付を個人売買して手に入れた場合はきちんとショップで点検を受けることをお勧めします。
まとめ
- 原付には車検はありませんが定期的なメンテナンスは必須
- 原付には車検証はありませんが標識交付証明書がある